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強心剤

❤️ 強心剤の一覧

◆ 1. ジギタリス系強心薬(Na/K-ATPase阻害)

心筋の収縮力を増強(陽性変力作用)し、心不全に用いられます。

薬剤名

商品名

主な用途

ジゴキシン

ジゴシン、ラニラピッド

慢性心不全、心房細動

メチルジゴキシン

ラニラピッド

ジゴキシンよりやや速効性

◆ 2. β刺激薬(交感神経作動薬)

β₁受容体を刺激して心収縮力を高めます。急性心不全やショック時に使用されます。

薬剤名

商品名

主な用途

ドブタミン

ドブトレックス

急性心不全、低心拍出性ショック

ドパミン

イノバン

血圧低下・腎血流改善・強心作用

イソプレナリン

イソプレナリン塩酸塩

徐脈、房室ブロック、ショック

ノルアドレナリン

ノルアドリナリン

強力な血管収縮+β刺激による心収縮増強

アドレナリン

ボスミン

心停止、アナフィラキシーショック

◆ 3. ホスホジエステラーゼⅢ(PDE3)阻害薬

cAMPを分解する酵素を阻害し、心収縮力を増強します。

薬剤名

商品名

主な用途

アミノフィリン

ネオフィリン

気管支拡張+弱い強心作用

ミルリノン

ミルリーラ

急性心不全、術後心機能不全

オルプリノン

コアテック

ミルリノンと同様、短期強心

◆ 4. カルシウム感受性増強薬

心筋のカルシウム応答性を高めて収縮力を強める新しいタイプの強心薬。

薬剤名

商品名

主な用途

レボシメンダン

シミレンダン(未承認薬)

重症心不全(海外で使用)

◆ 5. 強心作用を持つその他の薬剤

薬剤名

商品名

主な用途

コルホルシンダロパート

コアベータ

血管拡張・心収縮力増強(PDE阻害+交感刺激)

カルペリチド(hANP)

ハンプ

心房性ナトリウム利尿ペプチド、心不全治療薬(間接的に前負荷・後負荷軽減)

ドカルパミン

ドカルパミン

β刺激+ドパミン様作用(使用頻度は低い)

🔍 使用上の注意点

  • ジゴキシン中毒(不整脈、悪心など)に注意が必要です。血中濃度モニタリングが必要。
  • β刺激薬は心筋酸素需要を増やすため、虚血性心疾患では注意。
  • PDE阻害薬やレボシメンダンは短期使用向けで、長期使用では死亡率上昇の可能性があります。

カルペリチドなどは「強心」というより心負荷軽減薬に近い使い方もされます。

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